紫外線と老化の関係を知ろう~美しいお肌を保つために~

 

 

肌老化の天敵「紫外線」とは?

肌老化の天敵「紫外線」とは?

 
太陽の光を浴びることは人にとって重要です。

太陽の光を浴びることで人は「体内時計を調整」「ビタミンDの生成」を行います。

紫外線はその太陽光の中に含まれています。

紫外線は目には見えない光の一種

紫外線は太陽光に含まれる太陽光線の成分のひとつで、肉眼で見ることができないため「不可視光線」と呼ばれます。

地上に届く太陽光線のうち、紫外線の割合は約6%程度と言われています。

また、紫外線は、肉眼で見ることのできる「可視光線」よりも波長が短いという性質をもちます。

紫外線は目に見えないため、自分が紫外線を浴びているかどうかというのは分かりにくいかもしれません。

しかし、紫外線について知っておくことで、紫外線対策を行うことはできます。

季節や天候などによって量が変わる

紫外線は年中通して一定の量が降り注いでいるわけではなく、季節や天候によってその量は変わります。

紫外線の量がピークを迎えるのは4月〜9月にかけてで、紫外線の多い時間帯は10時〜14時だと言われています。

それ以外の時期・時間帯も紫外線は降り注いでいます。

紫外線は空気中で散乱する

太陽光には、「直射光」と「散乱光」の2つがあります。

紫外線は可視光よりも波長が短く散乱しやすいため、「散乱光」に分類されます。

この散乱光の性質により、日傘や帽子で対策をしても空が見えるところにいる限り、紫外線を浴びているということになります。

また、当たる物質によって、紫外線の散乱の程度も変わってきます。

ウィンタースポーツをしている際に日焼けをしやすくなるのは、紫外線が雪によって散乱しやすくなっているためです。

3つの紫外線とその特徴について

3つの紫外線とその特徴について

 
「紫外線」という言葉はほとんどのことが耳にしたことがあると思いますが、「3種類の紫外線がある」ということは知らない方も多いかもしれません。

紫外線は3種類ある

紫外線は「UV-A」「UV-B」「UV-C」の3つに分けられ、それぞれ性質が違います。

ここでは、3つの紫外線それぞれについて、特徴を紹介させていただきます。

UV-Aとは?

UV-Aは地表に降り注ぐ紫外線のうち90%を占めます。

この紫外線は3つの紫外線の中でも波長が長く、雲・ガラスなどを透過する性質を持ちます。

そのため、「生活紫外線」とも呼ばれます。

UV-Aを浴び続けると、肌は黒みを帯びるようになったり、シワやたるみの原因となることもあります。

UV-Bとは?

UV-Bは地表に降り注ぐ紫外線のうち10%を占めます。

UV-Aと違い、UV-Bは波長が短いため、屋外で浴びることが多くなります。

そのため、こちらは「レジャー紫外線」とも呼ばれています。

注意したいのが、UV-Bの人体への有害性はUV-Aと比較して、600〜1000倍以上となっているところです。

UV-Bを多く浴びることは、シミや色素沈着の原因となります。

UV-Cとは?

紫外線の種類には「UV-C」というものもあります。

こちらの紫外線は大気層で全て吸収され、地上に届くことはありません。

そのため、人体への影響についても通常は気にする必要はありません。

紫外線によるダメージとメラニンの関係

紫外線によるダメージとメラニンの関係

 
紫外線といえば、肌に悪い影響を与えるもの、美容の敵というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。

しかし、紫外線が具体的にどう悪いのかという部分については知らない方もいらっしゃるかもしれません。

こちらでは紫外線の悪影響について、具体的に紹介させていただきます。

ダメージは「急性」「慢性」の2種類

紫外線のダメージは「急性」「慢性」のものに分けられます。

紫外線を浴びると日焼けを起こしますが、数日経つと治ってきます。

しかし、日焼けが治ったからといって、紫外線のダメージがなくなったわけではありません。

紫外線対策のためにも、「急性」「慢性」のダメージについて知っておくことは重要です。

急性のダメージ

急性のダメージで代表的なのは、日光に当たって数時間程度で炎症を起こす「サンバーン(Sunburn)」という日焼けです。

このサンバーンは肌が赤くなり、「ヒリヒリ」とした痛みを伴うことが特徴です。

「肌の弱い方」「紫外線に弱い方」や「大量の紫外線を浴びた場合」は、サンバーンの症状が強く現れ、水膨れを起こすこともあります。

サンバーンは通常、8時間〜24時間でピークを迎え、次第に治っていきます。

また、サンバーンの数日後に起こる日焼けをサンタン(Suntan)」と呼びます。

サンタンの症状は、皮膚が褐色に近い状態になり、痛みをほとんど伴いません。

慢性のダメージ

慢性のダメージは急性のダメージよりも深刻かもしれません。

慢性のダメージは、長年浴び続けてきた紫外線の影響によるものです。

慢性のダメージにより、皮膚のシワ・シミ、腫瘍などができることがあります。

深刻なものでは、「皮膚がん」「白内障」の原因となることもあります。

慢性のダメージは自覚症状がない間に蓄積されていきます。

そのため、紫外線対策をしっかりと行い、急性・慢性のダメージを防ぐことは重要になってきます。

メラニンは紫外線からお肌を守るもの

メラニンといえば、「お肌の美しさを奪うもの」「シミ・そばかすの原因となるもの」など、悪いイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。

実はメラニンは、私たちの体を紫外線から守るという重要な働きをしています。

体が紫外線を浴びると、その一部が体内に侵入します。

紫外線は体内の細胞にダメージを与えるのですが、そのダメージを防ぐために「メラノサイト(メラニン細胞)」がメラニンを生成します。

このメラニンには紫外線を吸収するという性質があります。

通常であれば、お肌のターンオーバーでメラニンは体外に排出されるので問題はありません。

しかし、「加齢」「体の異常」などによりメラニンが大量に生成され、その排出が間に合わなくなった場合には、シミ・そばかすなどの色素沈着の原因となります。

紫外線とお肌の老化症状について

紫外線とお肌の老化症状について

 
さきほど書かせていただいた通り、お肌はメラニンの働きにより紫外線から守られています。

しかし、メラニンが紫外線を完全に防いでくれるわけではありません。

長期間に渡ってお肌が紫外線にさらされ続けると、少しずつダメージが蓄積されます。

その蓄積の結果、紫外線による老化症状が起こります。

お肌が水分不足を起こす

紫外線を浴び続けると、肌の内側にある「角質層」がダメージを受け傷ついてしまいます。

ダメージを受けてしまった結果、角質層から水分が蒸発し、お肌は水分不足の状態になります。

水分不足の状態が長く続き悪化すると、乾燥肌となってしまいます。

コラーゲンが不足する

コラーゲンは、皮膚・血管・骨に多く含まれる繊維製のタンパク質です。

このコラーゲンが、皮膚・血管・骨に柔軟性を与え、丈夫にしてくれています。

皮膚は紫外線を浴びると多くの「分解酵素」を作り出し、その中にはコラーゲンを分解するものもあります。

一時的なものであれば、肌の再生能力によりコラーゲンは修復され元に戻ります。

しかし、紫外線を浴び続けると、コラーゲンが壊され続け再生も間に合わなくなります。

そうなるとお肌は大きなダメージを受けることになります。

シワができる

紫外線を浴び「肌の水分蒸発」「コラーゲンの破壊」が起こると、お肌にシワができることがあります。

水分を失ったお肌は薄く硬くなり、小さなシワの原因となります。

また、紫外線によりコラーゲンが破壊され続けると、肌の弾力が失われます。

肌が弾力を失うと、たるんでしまいシワの原因となります。

日焼け止めによる紫外線対策

日焼け止めによる紫外線対策

 
お肌を日焼けから守る方法には次のものがあります。

  • 日傘
  • 帽子
  • サングラス
  • アームカバー
  • 日焼け止め

この中で最も有効な紫外線対策は「日焼け止め」を使うことです。

日焼け止めは2種類

日焼け止めにはクリームタイプ、ローションタイプ、ジェルタイプなど様々なものがあります。

また、日焼け止めの性質については、「光を散乱させるもの」「光を吸収するもの」の2種類があります。

紫外線吸収剤とは?

紫外線吸収剤は、紫外線を吸収しエネルギーに変え放出することでお肌を紫外線から守ります。

紫外線対策効果の高い日焼け止めのほとんどに含まれている成分です。

紫外線吸収剤のメリットには次のものがあります。

  • 汗に強い
  • 白くならない
  • さらっとしている

その一方、紫外線吸収剤は肌への負担が大きいというデメリットもあります。

アレルギー反応を起こす場合もあるため、使用時は注意が必要です。

紫外線散乱剤とは?

紫外線散乱剤は、紫外線を散乱させることでお肌を紫外線から守ります。

紫外線散乱剤のメリットは、「肌への刺激が少ない」ことです。

デメリットには、「汗に弱い」「白浮きする」「ベタつく」といったものがあります。

日焼け止めの効果には2種類

日焼け止めの効果を表す指標には、「SPF」「PA」の二種類があります。

SPFとは?

SPFは「Sun Protection Facter」の略です。

SPFの値が高いほどUV-Bからの保護効果が高いとされ、日本国内の最高値は50+となっています。

例えば、SPF50の日焼け止めを塗った場合、日焼けをする時間が日焼け止めを塗っていない部分に比べて50倍遅くなるということになります。

PAとは?

PAは(Protection Grade of UV-A)の略です。

その日焼け止めの「UV-Aからの保護効果の高さ」の指標として使われます。

PA+からPA++++まであり、「+」の数が多いほど、保護効果は高くなります。

日焼け止めはシーンに合わせて使い分けよう

日焼け止めには紫外線から肌を守る重要な役割がありますが、使う際にデメリットもあります。

SPAやPAが高いものを使えばいいわけではなく、そのシーンに合わせて使い分ける必要があります。

 

日焼け止めはこまめに塗り直そう

日焼け止めは「塗ったら一日中効果が持続する」というものでもありません。

汗で流れ落ちたり、時間が経つにつれて紫外線対策効果は薄れていきます。

日焼け止めは、2~3時間に1度を目安に塗り直す必要があります。

その他の紫外線対策

その他の紫外線対策

 
こちらでは、日焼け止め以外の紫外線対策についてご紹介させていただきます。

日傘・帽子

日傘や帽子を利用することで、肌に降り注ぐ紫外線の量を減らすことが可能です。

しかし、紫外線は散乱するという性質もあるため、完全に防げるわけではありません。

衣服で肌をカバー

衣服で肌の露出部分を減らすことも紫外線対策になります。

車の運転時にアームカバーを付ける方も多くいらっしゃいますね。

ただし、こちらも全ての部分をカバーすることは難しいと思うので、日焼け止めなど他の方法と組み合わせるようにしましょう。

紫外線の強い時間帯に注意

紫外線の量は朝10時~14時頃にピークを迎えます。

この時間帯を避け外出することも、紫外線対策となります。

お仕事や家事などで外出するタイミングを調整することが難しい方も多いかと思います。

紫外線の強い時間帯は、紫外線対策を忘れないようにしましょう。

できるだけ日陰に入る

日陰は日向に比べ、紫外線量が少なくなります。

日陰を利用することは、日傘・帽子・衣服を使った紫外線対策と同じ効果が期待できます。

「外で信号待ちをするときに木陰に入る」などの工夫をしてみてもいいかもしれませんね。

一年中紫外線対策を忘れないように

一年中紫外線対策を忘れないように

 
紫外線といえば、夏のイメージが強いかもしれませんが、年中通して降り注いでいます。

紫外線の量は4月~10月にピークを迎えますが、それ以外の時期も降り注いでいます。

そのため、一年中を通して紫外線対策をすることが重要になります。

紫外線対策をしっかり行っていれば、紫外線による老化を遅らせることができます。